空から七餅

読んだ本の紹介などしていきます。https://twitter.com/purejapaneseonl

コミュニケーションに関する本を読んで半年くらい実践してみた

おはようございます。(と、この記事を描いているうちにお昼になってしまった) 今回は自分がコミュニケーションについての本を読んで半年くらい経ったので、まとめてみました。 長くなったので参考文献だけ知りたいという方は次の記事をお待ちください。

聞き上手になりたい!

いつもみんなと楽しそうにしゃべっている人が自分とだけ話が弾まない! 四人で道を歩いていて、2 + 2 に自然と別れると、あっちは楽しそうにしゃべっているのにこちらは話が続かない。 きになるあの人が自分に対して本音を言ってくれない! 上司や父親と何を話したらいいかわからない! そんな経験ありませんか?

そこで、ちょうど一年前から見始めたメンタリストdaigo氏の放送でコミュ障解消に役立つものがないかなと探していたのですが、 daigo氏の放送の中でもコミュニケーションに関する情報は意外とありません。 そこで、自分で数冊読んでみて、もうそろそろ半年経つかなと思うのでそれをまとめてみました。

無口 = 聞き上手と思っていませんか?

違います。違うんです。違うんですよお兄さん! 話さないのと話せないのとでは天と地ほど違うのです! 話せない ≠ 聞ける ではないんですね。

ただ単に 話すレベル 1, 聞くレベル 1 ということなんです。だいたい。

コミュニケーションには情報と感情がある

まず、ビジネスで会話が上手になりたいと思うなら、話は簡単です。 たくさんの業界の知識を身につけ、最新のニュースを読み、業界の裏話なんかを知っておけば良いのです。 私は理系ですし、知識ベースの会話は得意でした。 今回は情報ベースについては説明しません。 プレゼン術や交渉術、スピーチ本、部下と上司のための本などたくさんあるからです。

何を言いたいかまとまらない人は紙に書く習慣をつける

ところで、よくネットで見かけるコミュ障といえば、「何を言っているか自分でもわからない」というものです。 これについては単に神に書くなりブログに書くなり、声に出してスマホに録音するなりすれば良いと思います。 自分もスムーズに話すのは大変難しいですが、声に出したり髪に書いたりしてだいぶマシになりました。

今朝みた夢の内容や、自分が体験したこと、難しい概念について説明してみるのは良いと思います。 エンジニアならqiitaの記事を書くと良いでしょう。

俗にコミュ障と言われるのは「感情」の共有の方

さて、話を戻して一般的なコミュ障といえば「世間話が苦手」「飲み会が苦手」ということになるかと思います。 私も飲み会はあまり好きではないです。

なぜかといえば、飲み会では知識を得られないからです。 転職してきた人に、前職ではどんなことやっていましたか?と聞くのがせいぜいですね。 それ以外の無駄な情報には興味が湧きませんよね。 斜向かいのおばあさんのお兄さんが離婚しようが知ったこっちゃないですし、上司の若い頃の友達が今何をしているかとかどうでもいいんです。 「今日はいい天気ですね」と言われても、そんなの代わりきったことですし、 「今日は暑いですね」と言われても Yes という情報しか思いつきませんね。

では、一体どうすれば会話が続くのでしょうか?

感情のキャッチボール

あとで参考文献にあげますが、「誰とでも15分以上、会話がとぎれない話し方」の冒頭に「会話は言葉のキャッチボールではなく気持ちのキャッチボールなのです」という一文があります。 これを読んだ時、なるほどそういうことなのか! と衝撃を受けました。 今まで自分はずっと情報のやり取りにしか興味がなかったからです。

レベル別聞き上手への道

というわけで詳しいことは参考文献を読んでいただくとして自分の経験からレベルをまとめてみます。

レベル0 : 無反応、無表情

相手「今日はいい天気ですね」 自分 「…」(まあ、見ればわかるよね) 相手「昨日は飲み過ぎで頭が痛いんですよ」 自分「…」(ふーん) 相手「今何時ですか?」 自分「14時15分です」

はい、こんなのは論外ですね。もう相手は自分に話しかけてはくれないでしょう。 無反応なことほどつまらないものはないです。 無口といえば「森田さんは無口。」というアニメがありましたが、森田さんは喋りはしませんが相手の顔をきちんとみて、しっかり聞いているんですねあれ。 つまり、ニコニコしながら相手の顔を見てしっかり頷いたり考えたり表情でリアクションをするという手もあります。

レベル0: 情報ベース

相手「今日はいい天気ですね」 自分「梅雨明けが発表されましたね」 相手「今日は30℃まで上がるらしいですね」 自分「最高気温は31℃、最低気温は0℃、降水確率は10%ですね」

相手「昨日は飲みすぎて頭が痛いんですよ」 自分「二日酔いで頭が痛くなるのはエタノールアセトアルデヒドに分解されルカらなんです。」 相手「へー、そうなんですか。難しいなぁ」 自分「…」(あんまり興味なさそうだな)

まるでsiriとでも話しているようですね。 情報ベースの会話は相手が興味があれば良いんですが、相手がそっぽを向きながら「なるほどね」なんて適当に返されると話す気がなくなりますし、一度話した相手に同じことを話すわけにも行かなくなります。 自分は数年前まではこんな感じでした。

レベル1 : 相槌、おうむ返し

相手「今日はいい天気ですね」 自分「いい天気ですね」 相手「昨日は飲みすぎて頭が痛いんですよ」 自分「そうなんてずか、飲みすですか?」 相手「久々に飲みすぎちゃいまして」 自分「久々にですか?」

ググると割と出てくるのが、相槌、おうむ返し、ですね。 ポイントは「相手が強調したいところ」を返すことです。 丸々相手の行ったことを言い返すと、相手に「この人、私の話に興味がないんだな」と思われてしまいます。

ただ、これは実質「パス」もしくは「私は話さないからあなたが話してください」という意思表示になります。 お偉いさんや上司など、話し慣れている相手や、何か悩み事や相談を聞く場合にはとても効果的ですが、 雑談ではあまり効果的とはいえません。もう一歩工夫が必要です。

レベル2 : 要約する

相手「今日はいい天気ですね」 自分「ポカポカしてとても心地いいですね」 相手「昨日は飲みすぎて頭が痛いんですよ」 自分「今朝からしんどそうですね」 相手「眠いんですよ。終電ギリギリだったんですけど、あと1分間に合わなかったんですよ」 自分「それは災難でしたね」

必要最低限の「気持ちのやり取り」が入ってきました。 飲み好きなおじさんとか、ちょっとした雑談とか、女性と話すときはこんな感じで、相手の「気持ち」を要約すると相手がしゃべってくれます。 「楽しい」「嬉しい」「悲しい」「がっかり」など気持ちの語彙を増やしておくと良いと思います。 話題がなくなる、という問題点は依然として残るのでそこは参考文献をご覧ください。

ただし、上記の例だと今ひとつ興味がなさそうに見えますね。 そこでもう少し質問をすることで聞き出してみましょう。

レベル3 : 質問ベース

飲み好きなおじさんとの例() 相手「今日はいい天気ですね」 自分「スッキリ晴れて日差しが強いですね」 相手「昨日は飲みすぎて頭が痛いんですよ」 自分「そんなに飲んだんですか?」 相手「結構盛り上がっちゃって、終電ギリギリまで飲んでたんですよ」 自分「間に合ったんですか?」 相手「それがあと一歩のところで行っちゃったんですよー」 自分「地下鉄とかバスは意外と終電早いですからね」(=苦労しますよねー)

はい、差し障りのない雑談になってきました。 相手は何が言いたかったのでしょうか? おそらく「終電にギリギリで間に合わなかった。あちゃー」ってことを言いたいのでしょう。 相手はそれがいえて満足なはずです。 朝のちょっとした会話にありますね。 相手が言いたそうなことを詳しく聞くだけで良いので簡単です。相手が言いたそうなことを察知するのがコツです。

レベル4 : 自分の言葉で言い換える

女性社員との飲み会での例 相手「〇〇さん、この前ついに引っ越したんですよ」 自分「何か問題あったんですか?」(←「ついに」と言ったので何かあったんだろう) 相手「部屋が狭くって、彼氏と部屋が汚いってめっちゃ喧嘩してたんですよー」 自分「喧嘩するほどなんですか(笑)」(←そこにお互いのこだわりがありそうだ) 相手「私、片付け苦手で彼はきっちり片付けるんですよ」 自分「O型とA型なんですか?」(←とりあえずネタ) 相手「いやー、そうじゃないですけどー。私A型なんですけど、めんどくさいじゃないですか」 自分「まあ、どこに何を置いたかわからなくなりますよね」 … 相手「それで縄張り争い、みたいになっちゃって、もう出ていくって話になって。」 自分「なるほどー。それでもっと広い部屋を借りればいいんじゃないかって話になったんですね」(←話をまとめる) 相手「そうなんてすよー。とにかくやばかったんですよ」 自分「まあ、人それぞれこだわりはありますからねー」 相手「そうなんですよ。どうでもいいことなら彼氏に譲るんですけど、めんどくさいことはめっちゃ無理なんですよ」 自分「それで、引っ越し先探しはスムーズに行ったんですか?」 相手「そこは大丈夫だったんですよ。大体私の希望でOKしてくれて」 自分「そうなんですか。じゃあ大抵のことでは喧嘩しないんですね」 相手「私が失敗しても怒らないんですよ。今回は自分のものを勝手に触られるのが嫌だったみたいで」 自分「相手の部屋に自分のものを置かないルールにしたんですね」 相手「そうなんです。で、新しいとこなんですけど、めっちゃ駅近なんですよ」

ここで、最初の一言目を「新しいところはどうですか?」などと聞いてしまうと会話はあまり弾まないでしょう。 特に問題がなくて気分転換に引っ越したのであれば、その時に「どんなところですか?」と聞けば良いでしょう。 もし仮に「家を買ったんですよ」であれば「どこにこだわったんですか?」となります。 相手のこだわり、その時の気持ちにフォーカスして質問し、それを自分なりに言い換えると良いと思います。

レベル100 : もし〜だったら

(ゆりかもめの仲睦まじい夫婦の会話) Aさん「暑いねー」 Bさん「干からびそうだよ」 Aさん「飛び降りて泳いで帰ったら?」 Bさん「気持ち良さそうだけど高いから無理だよ」 Aさん「地震で電車止まったら飛び込むしかないよ!」 Bさん「その時は線路を這って帰るわ」 Aさん「えー、私はどうするのー?」 Bさん「水泳得意だったんじゃん!?」 Aさん「じゃあ私泳いで帰るからあなたは着替え持ってきて」 Bさん「嫌だよ。暑いから外でたくない」

こんな感じで仲の良い人たちは「もし〜だったら」と軽口を叩くことがあるように思います。 会社の同僚と「もし俺たちが偉くなったら、あの嫌いな上司になんて言ってやろう」という話をすると盛り上がると思います。

半年間聞き上手を目指してみて

  • 普段話す機会のない上司とスムーズに話ができるようになった。
  • 性格が正反対の同僚と会話に困ることがない。
  • 父親と楽しく話せるようになった。
  • 女性とあたり触りなく雑談できる。

まとめ

今回は聞き上手ということに焦点を当てて描いてみました。 単純に雑談なら、適度に自分の話もする必要があります。がまたその辺はそのうち。

  • 雑談は気持ちのやり取り
  • 相手の「こだわり」に興味を持つ (情報・信念・夢・自慢)
  • 相手の言いたいことを言わせる
  • 否定しない (たとえあなたが正しくても!)